第469回例会レポート 神奈川地区新人スピーチ対抗戦クラブ内予選

例会レポート

本日は神奈川地区新人スピーチ対抗戦のクラブ内予選です。総合論評のSが報告します。
昨年終了した神奈川地区新人スピーチ対抗戦ですが、当クラブのI木さんが神奈川プレゼン例会で日本語大会を復活させることを提案し、見事に実現しました。
本日のクラブ内予選のTMOE(司会)はI木さんが務めます。

 

会長のT間さんより、「カスタード好きですか?」と問いかけがありました。カスタードクリームは柔らかいですが、銃弾を止めるほどの固さも持つそうです。「柔らかく、しっかりとした」予選会になることを期待したT間さんらしい挨拶でした。

【スペシャル企画 審査員研修WS】
本日のスペシャル企画は「審査員研修WS」です。教育担当のS村さんが「ディストリクト76 スピーチコンテスト審査基準」を解説し、審査の基本を教えてくれました。特に「審査基準を基に自分なりの軸を持つこと」の重要性を強調しました。参加者の質問にも答え、自分の言葉で、審査やコンテストに関する貴重なアドバイスをしてくれました。

そして、ゲストのK口さんによるテストスピーチです。
K口さんのモットーは「常にハッピーでいること」です。両親は辛い時でも「大丈夫。何とかなる」と言ってくれていたそうです。でも両親も病気の時は珍しく弱気になっていました。「大変な時ほど、元気だと言ってみませんか」と締めくくりました。K口さんのストーリー構成、ボーカルバラエティ、メッセージが素晴らしく、心に残るスピーチでした。

その後、参加者全員が審査用紙を使って、審査を行い、3名が審査内容を共有しました。楽しく、実践的なWSでした。

【スピーチの部】
1番目のスピーカーは、9月に入会したばかりのS本さん。自己紹介スピーチです。
S本さんは大学の時、一人暮らしがしたくて親元を離れて自立したことが、第1の「ターニングポイント」でした
最近、仕事をするうえで必要とされるコミュニケーションスキルを上達させたいと思い、神奈川クラブへの入会を決意しました。これを第2の「ターニングポイント」にしたいと決意を表明しました。笑顔いっぱいで、初回とは思えない程、話し方もストーリー構成もしっかりとしたスピーチでした。

2番目のスピーカーはY崎さん
Y崎さんは、以前、生活態度を変えて欲しいと思っていた相手が変わらなかったため、ストレスを感じていたそうです。ある時、「相手が変わらないなら、自分が変わろう」と決意。メンタルを鍛える方法を教えてくれました。実践的で価値の高いスピーチでした。
① ネガティブな思考を止める(心の中で「ストップ」と言い、体を動かすと効果的)
② 筋トレを行う(ストレス発散に最適。テンションも上がる)
③ マインドフルネスを実践する(怒りを感じた時は、6秒間深呼吸をすると良い)
④ 日記に書く(その日あった嫌なことも日記に書くと、自分の思考を客観視できる)

3番目のスピーカーはK麗さん
K麗さんは愛知県から神奈川新人戦予選のため会場に駆けつけてくれました。K麗さんは以前からSNS上での芸能人への誹謗中傷に心を痛めることがありましたが、どこか他人事でした。
ところが、最近知り合いがネットの誹謗中傷の被害に遭い、いつまでもネット上に残っていることに胸を締め付けられる思いがしたそうです。「自分事として向き合ってほしい」と訴えました。心に残る素晴らしいスピーチでした。

4番目のスピーカーはN山さん
N山さんは神奈川新人戦予選のために関西から会場に駆けつけてくれました。入会して1年強のN山さんは、ご自身のライフストーリーを題材にした素晴らしいスピーチを披露してくれました(新人戦本戦出場決定のため割愛)。

予選会後、S木さんによるスピーカーへのインタビューがありました。
S木さんは、スピーカーに合ったトピックスを考え、皆が聴きたいことを的確に質問してくれました。クラブ内予選とは思えないレベルの高いインタビューでした。

【論評の部】
本日の審査員研修で学んだ内容を早速実践。N澤さん、Hさん、T中さん、T間さんが、新人スピーカーに励ましと有益なアドバイスを伝えました。

【総合論評】
総合論評Sより、審査員研修WSは参加者全員の参考になる分かりやすい内容であったこと、審査基準に基づき、テストスピーチや神奈川新人戦予選のスピーチを審査できたこと、例会全体に一貫性があり、楽しく、学びの多い神奈川クラブらしい例会であったことを述べ、TMOEのI木さんを始めとする皆さんへの謝意を伝えられました。

【ベスト賞】
新人戦予選
1位 N山さん
2位 Y崎さん
3位 K麗さん

ベスト論評賞
Hさん、T間さん、

神奈川新人戦本戦は、11月23日(土)夕方より、神奈川近代文学館で会場開催されます。
新人にとって大規模会場でのスピーチは、絶好の成長の機会となりますので、皆様、是非会場での応援をよろしくお願いいたします。