第516回神奈川トーストマスターズクラブ例会は、会場とオンラインをつないだハイブリッド形式で開催されました。
今回の例会では、入会式、テーブルトピックス、準備スピーチ、論評、総合論評と、トーストマスターズらしい学びと温かさのある時間が展開されました。
冒頭では、S.D.さん、I.K.さんの入会式が行われました。新しい仲間を迎える時間は、クラブにとって大切な節目であり、会場全体に歓迎の雰囲気が広がりました。新会員の方々がこれから安心して挑戦できる場であることが伝わる、神奈川クラブらしい温かいスタートでした。

今夜のトーストマスターはI.S.さんが務めました。例会全体の進行を担当し、各役割者へスムーズにバトンを渡しながら、会全体をまとめてくださいました。
今夜の言葉はA.M.さんによる「一つでない」。この言葉は、スピーチや論評の中でも何度か使われ、
今回の例会全体をゆるやかにつなぐキーワードになっていました。

テーブルトピックスはK.Y.さんが担当しました。6月にまつわるテーマをもとに、父の日、ワールドカップ、住んでいた町のPR、人生のピンチ、暗い時期に差した光など、話し手の経験や感情を引き出すお題が並びました。初めてのテーブルトピックスマスターとして、季節感のある構成で例会に流れを作っていた点が印象的でした。

準備スピーチの部では、4名のスピーカーが登壇しました。
1人目はN.N.さんによる「自己紹介」。アイスブレーカーとして、ご自身の移動、趣味、仕事、AIへの関心など、多面的な自己紹介が展開されました。「豊かさは移動にあり」という考え方や、さまざまなことに挑戦してきた経験から、N.N.さんの行動力と好奇心がよく伝わるスピーチでした。


2人目はY.K.さんによる「0対29からのスタート」。草野球での大敗、息子さんの成長、元部下との再会を通して、「立ち止まってはいけない」というメッセージが伝えられました。ユーモアのある導入から、自己開示を含む内省へとつながる構成が印象的でした。特に、悔しさや焦りを隠さずに語ったことで、聞き手にとっても共感しやすいスピーチになっていました。

3人目はN.Y.さんによる「パスウェイズ終了しました!自分の軌跡を振り返る」。パスウェイズの歩みを振り返りながら、トーストマスターズを通じて得た学び、挑戦、クラブへの感謝が語られました。単なる活動報告ではなく、新人だった自分が、今度は新しい人を支える側になるという成長の流れが伝わる、クラブメンバーにとっても励みになる内容でした。
4人目はZ.H.さんによる「大金持ちになれなくても」。お金があれば幸せになれると信じて努力してきた過去から、本当に大切なものに気づくまでを語るストーリーテリングのスピーチでした。幼少期の体験、仕事、家族、仲間との関係がつながり、最後には「幸せはすでにそばにあった」という温かいメッセージに着地しました。感情のこもった声の使い方が印象的で、聞き手の心に残るスピーチでした。

論評の部では、S.Y.さん、S.J.さん、O.S.さん、S.K.さんが、それぞれのスピーチに対して具体的で前向きなフィードバックを行いました。
S.Y.さんはN.N.さんのスピーチに対し、内容のわかりやすさや数字を使った具体性を評価しつつ、次のチャレンジとして、なぜその行動や変化が起きたのかをさらに深掘りするとよいと提案されました。「改善点」ではなく「チャレンジ」と表現した点も、前向きで聞き手に優しい論評でした。

S.J.さんはY.K.さんのスピーチに対し、メッセージの意外性、自己開示、ボディランゲージを評価されました。特に、感情と身体表現をもっと連動させると、悔しさや迫力がさらに伝わるという提案は、プロジェクト目標にも沿った具体的なフィードバックでした。
O.S.さんはN.Y.さんのスピーチに対し、トーストマスターズでの成長や、今後クラブに貢献していきたいというメッセージを評価されました。一方で、AIで作成したスライドの文字量や、パスウェイズなど新人にはなじみの薄い言葉への補足があるとさらに伝わりやすくなるという指摘もありました。
S.K.さんはZ.H.さんのスピーチに対し、興味を引くタイトル、感情表現豊かな声、変化のある構成を評価されました。さらに、転換点の部分をもう少し丁寧に描くと、後半の気づきがより深く伝わるという提案もされました。論評自体も一つのスピーチとして構成が整っており、聞きやすい内容でした

受賞者の方々



